総監ブログ

少年野球と学生時代の草野球の経験しかないおじさんが、草野球監督、総監督として楽しくも右往左往する日々

草野球4

あるチームの話。
みんなで野球チームをつくりたいということで、チームを立ち上げた。
創世期には、中心メンバーもヤル気があり、フォアザチームで、ユニフォームをつくる、人を集める、会費を集める、知り合いのチームを探しだして、試合を組むといういい流れができる。
毎週練習だ!くらいの勢いもある。

ところが、チームとして煩雑な仕事や調整がいろいろでてくると、オレたちは、好きに野球をやりたいんだよと言って、逃げる。ガキじゃねーんだから、仕事がはいっちゃしょーがねーよ。練習も試合も、みんな都合があるし集まんないならしょうがないが、オレはいけるときは行ってるんだから、それでいいんだ・・。
中心メンバーがそう言い出すとなると、彼らに誘われて入ったメンバーはなおさらですね。
そういうのは、大体すぐいなくなる。
彼らが、実は誘った中心メンバーをみていてそうなっていることに気がつかない。
結局、誘われた連中は誰も残りませんね。寂しいもんです。
そんな事でいいのかな・・と、一部の責任感のあるメンバーは思うでしょうが、みんながそういうなら、なんか言い出して苦労を背負い込んだり、モメごとをおこすのもなんだし、まあ、おれもなるべく行ける様にするよ・・でも、オレもいそがしいし・・
とどのつまり、だれもフォアザチームなどと思わなくなる。
どこにも責任がないので、チームは泥船状態。
うまく逃げようとする者、高みの見物を決め込む者、大抵の場合一緒に沈没ですね。
でも、逃げまいとする者がいれば、船は復活する事がある。
復活する船にいるのは、あたりまえの話だが、逃げなかった者ばかりでしょう。
その船に乗るのも、船をおりなかった彼らと一緒にやりたい者だけでしょうね。

野球も仕事も家庭も用事も、ちゃんと折り合いをつけて、チーム(野球)をやっている大人はちゃんといるということでしょう。